沢根だんご[お菓子処しまや]
【さわねだんご】
【全国五つ星の手土産】 北陸・甲信越 > 新潟県
佐渡の南海岸、真野湾に面した良港・沢根に江戸時代から伝わる沢根だんごは、「沢根通ればだんごが招く だんご招くな銭がない」と古い民謡にも歌われた伝統の菓子。元々は、難破で船を失った回船業者が茶店を開いて売ったのが始まり。店は明治時代に閉店したが、今もその名物団子を作り続けているのが文化5年(1808)に本間亀次郎が創業したしまやだ。
沢根だんごは直径2㎝ほどのミニサイズだが、素材を厳選し手間ひまかけた一品。まず、佐渡産のコシヒカリを自家製粉し、蒸して搗いた後、地下水で冷やしてもう一度搗く。二度搗くことで生地がやわらかくなるという。この生地に包み込むたっぷりのこし餡は、佐渡産の小豆を使用。季節によっては北海道産小豆を使うが、いずれもすっきりした口どけに仕上げている。同じく佐渡産のもち米・コガネモチに佐渡産の小豆餡をからめたあんころ餅も同店の名物。
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【この辞典の書籍版説明】
「5つ星の手土産」岸 朝子/選 |
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料理記者歴50年の岸朝子が全国津々浦々の土産銘菓を,伝統,味,地元定着度,地元推奨度,全国的知名度などの観点から厳選して紹介する,まさに日本国民必携の永久保存版手みやげ大全。 |
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出版社:
全国五つ星の手土産[link] |