翁飴[大杉屋惣兵衛]
【おきなあめ】
【全国五つ星の手土産】 北陸・甲信越 > 新潟県
上杉謙信の春日山城が築かれた地に、文禄年間(1592~96)に創業。初代大杉屋九郎右衛門が、粟から水飴を作ったのが始まりだ。代々この製法を受け継ぎ、工夫を重ねて、江戸時代の惣兵衛のとき、もち米と麦から淡黄がかった透明な水飴を作ることに成功。やがて、参勤交代の諸大名や旅人によって「越後追分の大あめ屋」の名で全国に広まる。
代表銘菓・翁飴は、この水飴を寒天でほどよく四角に固めたもので、淡泊で閑雅な風味は能楽の翁にも通じることから命名した。歴代高田藩主の参勤交代のみやげにも用いられたという。400年変わらぬ自然な甘みはしみじみと心に沁みる。もう一つの人気銘菓が、上杉謙信の座右の銘から名付けられたくろようかん第一義。最高級の黒砂糖を使って丹念に練り上げ、格調の高さを感じさせる。姉妹品のおぐらようかん春日山は大納言風味が豊かな羊羹である。
data-ad-slot値が不明なので広告を表示できません。
【辞典内Top3】
【関連コンテンツ】
広告を表示できません。
【この辞典の書籍版説明】
「5つ星の手土産」岸 朝子/選 |
|
料理記者歴50年の岸朝子が全国津々浦々の土産銘菓を,伝統,味,地元定着度,地元推奨度,全国的知名度などの観点から厳選して紹介する,まさに日本国民必携の永久保存版手みやげ大全。 |
|
出版社:
全国五つ星の手土産[link] |