元祖継続だんご[継続だんご本舗 三野屋]
【がんそけいぞくだんご】
【全国五つ星の手土産】 北陸・甲信越 > 新潟県
明治16年(1883)開業、同32年(1899)現在地に移った直江津駅は日本で2番目に古い駅。継続だんごで知られる三野屋は駅が移転した頃、駅前に店を構えた老舗だ。だんごが誕生したのは、4年後の明治36年のこと。閉鎖されかけた米穀取引所の継続を求めた市民運動の快挙を記念し創製されたという。その名は、昭和初期の名著、林芙美子の『放浪記』によって一躍有名になる。疲れた芙美子が駅頭で死をも考えていたところで出合ったのが、継続だんごだった。待合室でだんごを口にし、彼女は生きる気力を取り戻す。
確かに、その甘みは素直に体と心に染み入るようだ。だんごというが、白餡の生地を小さく丸め表面に焼き色を付けて、つややかに仕上げたもの。添加物を使わない素朴さが人をひきつける。このほか、上越市が親鸞聖人ゆかりの地であることから、聖人にちなむ菓子も多い。
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【この辞典の書籍版説明】
「5つ星の手土産」岸 朝子/選 |
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料理記者歴50年の岸朝子が全国津々浦々の土産銘菓を,伝統,味,地元定着度,地元推奨度,全国的知名度などの観点から厳選して紹介する,まさに日本国民必携の永久保存版手みやげ大全。 |
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