お菓子のういろう[ういろう]
【おかしのういろう】
【全国五つ星の手土産】 関東 > 神奈川県
外郎家は中国で1000年、日本に帰化してから六百数十年続く名家。帰化後の二代目宗奇は朝廷に仕え、薬と菓子の製造を始めた。五代目定治は文亀4年(1504)北条早雲に招かれ、小田原に居を構える。小田原に移り住んでからでも500年を超えるという、まさに超老舗である。姓がそのまま菓子名(薬も外郎の名で伝わる)となったお菓子のういろうは、二代宗奇が朝廷で外交使節の接待に供するために創製したものだ。
一般に広く売り出されたのは明治になってからだが、室町時代から代々受け継がれた、一子相伝の珍菓である。米や小麦の粉に砂糖を加えた蒸し菓子で、独特のもっちりとした食感と、ほのかな甘みが特徴。現在では小豆や抹茶などを練り込んだものもあり、味わいが広がっている。ほかに、昔ながらの手作りのういろう羊羹、ういろう最中なども人気がある。
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【この辞典の書籍版説明】
「5つ星の手土産」岸 朝子/選 |
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料理記者歴50年の岸朝子が全国津々浦々の土産銘菓を,伝統,味,地元定着度,地元推奨度,全国的知名度などの観点から厳選して紹介する,まさに日本国民必携の永久保存版手みやげ大全。 |
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出版社:
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