桜もち[長命寺桜もち]
【さくらもち】
【全国五つ星の手土産】 関東 > 東京都
向島に享保2年(1717)から続く桜もちひと筋の店。初代・山本新六が、長命寺脇の墨堤の桜の落ち葉を醤油樽で塩漬けにして、餠に巻いて売り出したのが始まり。甘い餡に桜葉の塩味の取り合わせが受けて、たちまち江戸市中に大評判を取ったという。
長命寺一帯は関東大震災や第二次世界大戦で焼け野原となったが、店はそのたびに復活し、今も伝統の江戸の味を守っている。
伊豆・松崎産の桜もち専用の桜葉で、大きい葉なら2枚、通常は3枚で1個の餠をくるむ。3枚の葉を餠と一緒に食べてもよし、気になるようなら1~2枚はがすもよし。どのように食べても餡と餠、桜葉が渾然と混じり合った、桜もちならではの華やいだ味が楽しい。
みやげ用には箱入りと籠入りがある。桜もちは時間が経つほどかたくなるから、買ったらできるだけ間を置かずに賞味したい。
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【この辞典の書籍版説明】
「5つ星の手土産」岸 朝子/選 |
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料理記者歴50年の岸朝子が全国津々浦々の土産銘菓を,伝統,味,地元定着度,地元推奨度,全国的知名度などの観点から厳選して紹介する,まさに日本国民必携の永久保存版手みやげ大全。 |
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出版社:
全国五つ星の手土産[link] |