草餅[志満ん草餅]
【くさもち】
【全国五つ星の手土産】 関東 > 東京都
明治の初め、大川(隅田川)の土手の上で開いた茶店が始まり。今は墨堤通り沿いに、奥に作業場を備えたおよそ飾り気のない店が建ち、注文するとすぐに作り立てを出してくれる。餡には北海道十勝産の小豆、ヨモギは房総が中心で、青森などからも取り寄せる生ヨモギを使う。
草餅といえば春のイメージだが、当店では通年作っており、それも時季の生ヨモギを用いるため、季節ごとに風味が異なる。春のヨモギは色が美しく、香りも味もやさしい。夏は香りが強く味が濃い。秋には葉が固くなり、味はさらに濃い。冬は寒さに耐えて色は悪いが、食べごたえのある強い味わい??。こんな志満んの草餅で季節の移ろいを知る常連客も多いという。
できたての草餅は、耳たぶほどの絶妙のやわらかさ。餡入りと、好みでえくぼに白蜜ときな粉をのせていただく餡なし(上掲写真)の2種があり、どちらも甲乙つけがたい。
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【この辞典の書籍版説明】
「5つ星の手土産」岸 朝子/選 |
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料理記者歴50年の岸朝子が全国津々浦々の土産銘菓を,伝統,味,地元定着度,地元推奨度,全国的知名度などの観点から厳選して紹介する,まさに日本国民必携の永久保存版手みやげ大全。 |
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全国五つ星の手土産[link] |