本饅頭[塩瀬総本家本店]
【ほんまんじゅう】
【全国五つ星の手土産】 関東 > 東京都
初代の林浄因は、南北朝時代に京都建仁寺の僧・龍山徳見禅師に従って中国から渡ってきた人。日本で初めて小豆餡入りの饅頭を作ったことから、和菓子の祖と称される。現在の当主はその浄因から数えて三十五代目というから、まさに店の歴史イコール和菓子の歴史といえよう。
長篠の戦いに出陣する徳川家康に献上したとのいわれがある本饅頭は、七代目林宗二の創案による家伝の一品。大納言小豆の餡を薄い餠状の生地でくるんで蒸したもので、最高級の小豆と砂糖を使った餡はやわらかく、あっさりした甘さが身上だ。餡を薄い生地でくるむ技術が難しく、熟練の職人が手仕事で一つひとつていねいに仕上げている。
本饅頭と並ぶ名物が、ふんわりやわらかい志ほせ饅頭。すり下ろした山芋に上新粉と砂糖を加えて練った生地が特徴で、包みを開けると立ち昇る、山芋の素朴な香りがやさしい。
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【この辞典の書籍版説明】
「5つ星の手土産」岸 朝子/選 |
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料理記者歴50年の岸朝子が全国津々浦々の土産銘菓を,伝統,味,地元定着度,地元推奨度,全国的知名度などの観点から厳選して紹介する,まさに日本国民必携の永久保存版手みやげ大全。 |
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