初雁焼[亀屋]
【はつかりやき】
【全国五つ星の手土産】 関東 > 埼玉県
天明3年(1783)に現在の地に創業。代々川越藩の御用を務め、数々の銘菓を生み出し続けて現当主で八代目を数える、歴史・味ともに川越随一といわれる老舗だ。
同店を代表する菓子が、明治初頭に五代目が創案した芋煎餅の初雁焼である。当時川越は、江戸名物だった焼芋に使うサツマイモの名産地だった。この良質の芋を初めて素材にし工夫の末完成させたもので、薄切りにした芋をそのまま煎餅に仕上げ、砂糖をまぶした上品さが人気を呼んだ。さらに初雁素焼、初雁糖、初雁霰と、魅力は拡大中。その後、他店でも次々と芋菓子を売り出したが、元祖としてゆるぎない人気を誇っている。同店ではこのほか、焼き菓子のこがね芋、亀甲の形をした亀どら、亀の最中、あんこ玉の小江戸の心など、初雁焼に劣らぬ看板商品が揃う。併設する日本画コレクションを展示する山崎美術館でも店の歴史がしのべる。
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【この辞典の書籍版説明】
「5つ星の手土産」岸 朝子/選 |
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料理記者歴50年の岸朝子が全国津々浦々の土産銘菓を,伝統,味,地元定着度,地元推奨度,全国的知名度などの観点から厳選して紹介する,まさに日本国民必携の永久保存版手みやげ大全。 |
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