水羊羹[三ツ山羊羹本舗]
【みずようかん】
【全国五つ星の手土産】 関東 > 栃木県
明治28年(1895)創業の羊羹の老舗。日光名物の羊羹の店は何店もあるが、その中で三ツ山羊羹本舗を特に有名にしたのは、さらりと口どけよく、しかも小豆の風味が爽やかに生きている水羊羹である。夏のイメージが強い商品だが、水の冷たい寒い時期に作るとより上質のものができるともいわれ、事実昔は冬にしか作られなかった。客の要望に応え夏場にも製造するようになったのは近年のことだ。
材料は小豆と寒天と砂糖と水のみ。実にシンプルだが、それだけに質にはこだわる。小豆や寒天は良質の国産もの。さらに大事なのが水。小豆を炊いたり晒したりするのに大量の水が使われ、水羊羹自体にもたっぷり水が含まれている。上質の水が豊富な日光だからこそ、おいしい水羊羹が生まれるのだ。本煉や栗など竹皮包みの棹物の羊羹もあり、こちらも上品な甘さとなめらかさが好評だ。
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【この辞典の書籍版説明】
「5つ星の手土産」岸 朝子/選 |
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料理記者歴50年の岸朝子が全国津々浦々の土産銘菓を,伝統,味,地元定着度,地元推奨度,全国的知名度などの観点から厳選して紹介する,まさに日本国民必携の永久保存版手みやげ大全。 |
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全国五つ星の手土産[link] |