水戸の梅[井熊總本家]
【みとのうめ】
【全国五つ星の手土産】 関東 > 茨城県
日本三名園の一つ、水戸の偕楽園は100種3000本の梅の名所。そのゆかりから、水戸には梅を素材にした和菓子が数多い。それら梅菓子発祥の店が、明治23年(1890)に小林熊次郎が創業した井熊總本家である。3年後に常磐線が開通した際、時の県令(知事)安田貞則から「水戸にふさわしいみやげ物を」と依頼されて作ったのが水戸の梅。以来、茨城県を代表する銘菓として、ゆるぎがない。
桃色の求肥で包んだ白手茫餡を、梅蜜漬けした赤ジソの葉で巻いた水戸の梅は、酸味と甘みのバランスが絶妙な珍菓だ。手作業でシソの葉を一枚一枚広げて餡入り求肥を巻いていくという、手間ひまかけた一品。ほかにも裏ごしした梅肉に砂糖、寒天、水飴を加えゼリー状に固めたのし梅をはじめ、梅を素材にした商品は多彩。江戸時代の菓子を復元した吉原殿中など、郷土にちなんだ和菓子も人気がある。
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【この辞典の書籍版説明】
「5つ星の手土産」岸 朝子/選 |
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料理記者歴50年の岸朝子が全国津々浦々の土産銘菓を,伝統,味,地元定着度,地元推奨度,全国的知名度などの観点から厳選して紹介する,まさに日本国民必携の永久保存版手みやげ大全。 |
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全国五つ星の手土産[link] |