鶴子まんじゅう[萬榮堂]
【つるこまんじゅう】
【全国五つ星の手土産】 北海道・東北 > 青森県
大正10年(1921)創業。現在は、厚生労働省の平成16年度「現代の名工」に選ばれた二代目の松田萬吉さんと、長男の智司さんが菓子作りを受け継いでいる。自慢の鶴子まんじゅうは、黒糖の生地で仕立てた皮でこし餡を包み、真っ白いらくがんの粉をまぶした焼き饅頭。初代が「銘菓が授かりますように」と櫛引八幡宮に祈願したところ、夢に鶴が現れたのと、当時「つる」さんという女性得意客がいたことに縁を感じて名付けたそうだ。まさに現代版の伝説的な菓子である。
黒糖の独特な風味がきいているが、皮はさっぱりとした味わいで、中の餡もほどよい甘さ。餡も形も手作りという、妥協を許さない頑固な姿勢が鶴子まんじゅうを支えている。智司さんが開発した姉妹品の八戸物語八幡亀子は亀がモチーフ。黒糖生地の皮とミルク黄身餡の取り合わせが絶妙で、売れ行きも上々だ。
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【この辞典の書籍版説明】
「5つ星の手土産」岸 朝子/選 |
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料理記者歴50年の岸朝子が全国津々浦々の土産銘菓を,伝統,味,地元定着度,地元推奨度,全国的知名度などの観点から厳選して紹介する,まさに日本国民必携の永久保存版手みやげ大全。 |
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出版社:
全国五つ星の手土産[link] |