御清水庵 清恵
【おしょうずあん きよえ】
【東京-五つ星の蕎麦】 都内の名店88軒 > 中央区
店主の中本好美さんは、福井のそばを通じて福井県のことをもっと知ってもらおうと、会社を辞め52歳で上京し、平成14年にこの越前そばの店を開いた。越前そばの名付け親は、なんと昭和天皇で、福井を訪れたときに地元のそばを召し上がり「あの越前のそばか」と言った、そのひと言が〝越前そば〟の名の発端になったという。
福井のそばといえば、地元では当たり前の越前おろしそばが有名。もちろん、この店の看板メニューも越前おろしそばだ。越前おろしそばとは、大根のしぼり汁を混ぜたつゆで食べる太打ちの田舎そばのこと。せいろそばのようにつゆにつけて食べてもいいし、つゆをそばにかけるいわゆる〝ぶっかけ〟で食べてもいい。
手打ちにするそば粉のほか、福井から直送される酒の肴も多い。へしこはサバの糠漬け、ばくらいはホヤと海鼠腸の塩辛、スコは赤芋茎の酢の物のこと。冬には越前ガニも食べられる。
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【この辞典の書籍版説明】
「東京 五つ星の蕎麦」見田盛夫/選 |
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並木藪蕎麦、巴町砂場、神田まつやなど伝統の技が味わえる名代の老舗から、進化し洗練された蕎麦でたちまち有名となった新鋭店まで、都内と近県の118の名店を料理批評家・見田盛夫が厳選。蕎麦の基礎知識や全国の名店217軒の情報も付いた、蕎麦好きのバイブル。 |
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出版社:
東京-五つ星の蕎麦[link] |