茅場町 長寿庵
【かやばちょう ちょうじゅあん】
【東京-五つ星の蕎麦】 都内の名店88軒 > 中央区
銀座にあった長寿庵(現在の銀座長寿庵とは別の店)からの暖簾分けで、明治40年(1907)に創業。暖簾分けは、初代と長寿庵のご主人との交友関係から生まれたもの。それまでは仕出し屋で、店ではそばやうどんも出していたという。
店は創業時と同じ場所、永代通りと新大橋通りの交差点角にある。小さな看板に導かれてビルの地下へ降りると、和風情緒を湛えた格子戸が現れる。店内は、イタリア製のイスとテーブルが置かれた小ぎれいなテーブル席が中心。その片隅に個室を設け、奥には坪庭をしつらえた座敷もある。
そばは北海道を主体に青森、山形、茨城、新潟、長野産などの厳選した最上級の粉を、最低3種類ブレンドした三七が基本。新そばの時期は二八または一九で打つ。変わりそばもある。夏は大葉切り、冬はユズ切りで、ごま切は年間を通じて打つ人気メニュー。香り豊かで、喉を過ぎた後、ごまの風味が再びじんわりとよみがえってくる。焼酎はレアものが多い。
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【この辞典の書籍版説明】
「東京 五つ星の蕎麦」見田盛夫/選 |
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並木藪蕎麦、巴町砂場、神田まつやなど伝統の技が味わえる名代の老舗から、進化し洗練された蕎麦でたちまち有名となった新鋭店まで、都内と近県の118の名店を料理批評家・見田盛夫が厳選。蕎麦の基礎知識や全国の名店217軒の情報も付いた、蕎麦好きのバイブル。 |
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出版社:
東京-五つ星の蕎麦[link] |