九段一茶庵本店
【くだんいっさあんほんてん】
【東京-五つ星の蕎麦】 都内の名店88軒 > 千代田区
「藪」「砂場」「更科」が、そば屋の三大暖簾といわれ、その三大暖簾に肩を並べるのが一茶庵だ。大正15年(1926)、そば打ち名人と呼ばれた片倉康雄さんが「一茶庵」の屋号で新宿に店を構えたことが一茶庵の起源だという。九段一茶庵本店の創業は平成2年。片倉康雄さんの次男・英晴さんが、静岡県伊東でそば打ち教室を開いていた際、そこで学んだ弟子たちが、この店を守っている。
そばは手打ち。そば粉は北海道、福島、茨城産などを石臼で挽き、ブレンドして一茶庵独自の味をつくり上げている。人気は田舎そばや黒ゴマ切りなど5種類が味わえる五色盛りそば。せいろそばは二八だが、新そばの時期は十割でも打つ。完熟トマトの自家製ソースをそばにかけ、パスタ感覚で食べる冷製トマトせいろ、ナスとミョウガの煮浸しをそばつゆにした、なす茗荷せいろ(ともに5~10月の限定)など、この店ならではの品も多い。夜は、ゆばや合鴨を使った鍋料理で一杯飲める。
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【この辞典の書籍版説明】
「東京 五つ星の蕎麦」見田盛夫/選 |
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並木藪蕎麦、巴町砂場、神田まつやなど伝統の技が味わえる名代の老舗から、進化し洗練された蕎麦でたちまち有名となった新鋭店まで、都内と近県の118の名店を料理批評家・見田盛夫が厳選。蕎麦の基礎知識や全国の名店217軒の情報も付いた、蕎麦好きのバイブル。 |
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出版社:
東京-五つ星の蕎麦[link] |