天外天
【てんがいてん】
【東京五つ星の中国料理】 四川料理 > 文京区
小学校の家庭科の授業で料理に目覚めたという中川優総料理長は、長じて陳建民のもとで11年間腕を磨いた。平成元年に千駄木に店を開くとあっという間に評判が広まり、翌年には徒歩1分の場所に別館を開店したというから驚く。
硬派な辛さの四川麻婆豆腐、すり潰して3カ月間天日干ししたご飯を使う天外天特製おこげなど、店の名を高めた一品をはじめ、羊肉やイベリコ豚、新鮮な魚介類を使ったオリジナル料理までメニューは多彩。なかでも愛媛県伊予市で漁業を営む実家から届く魚介類を使った料理は、生きのいい素材と中華料理の技の見事なコラボレーションが堪能できる。例えば瀬戸内イカの四川味噌炒め。新鮮な紋甲イカをセロリと合わせ、自家製の熟成豆板醤で作った四川味噌で炒める。弾力のあるイカにコクのある辛みが絡む深い味わいに脱帽だ。
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【この辞典の書籍版説明】
「東京五つ星の中国料理」岸 朝子/選 |
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東京を代表する福臨門、全聚徳、銀座楼蘭、赤坂離宮、横浜中華街を代表する聘珍楼、萬珍樓、招福門など、素材と伝統の技が冴える中国料理の老舗、名店を岸朝子が厳選。いまだかつてなき中国料理店ガイドブック。 |
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出版社:
東京五つ星の中国料理[link] |