会席料理 岸由
【かいせきりょうり きしよし】
【東京五つ星の魚料理】 日本料理 > 中野区
早稲田通りに面したマンションの1階に、ひっそり控えめな間口を開く。簡素で衒いのない純和風の店内は塵一つなく、広さもほどほどでしみじみ居心地がいい。
料理はおまかせのみ(掲載した料理はすべて8000円のコースから)。主人の坪島完次さんが厨房に立ち、奥さんの文さんは厨房を手伝いながら客の応対をする。
場所柄や主人の若さへの不安を裏切って、先付、前菜から造り、椀、焼物、煮物、ご飯とつづく料理はどれもすばらしい。さわやかさの先にしっとり深い奥行を感じさせる椀をはじめ、全体にとんがっても濃くもないがしっかり味があり、見た目も飾りを抑えて目にやさしい。
その季節でその日一番の材料を買い、その材料に合った料理を考える、と主人はいう。そんな一期一会の料理を誰かに食べさせてあげたら、きっとあなたの株は上がる。
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【この辞典の書籍版説明】
「東京五つ星の魚料理」岸 朝子/選 |
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寿司をはじめ、ふぐ・あんこう・まぐろ・あゆ・くえ・かになどの各専門店,日本各地の旬の地魚を味わえる郷土料理の店など、東京の魚料理の老舗・名店を、各店自慢のお酒とともに岸朝子が厳選して紹介。 |
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出版社:
東京五つ星の魚料理[link] |