料亭 雑司が谷 寛
【りょうてい ぞうしがや かん】
【東京五つ星の肉料理】 牛肉料理 > 豊島区
黒瓦を戴いた門を構え、同じく黒瓦の黒板塀をぐるりと巡らせた堂々たる純和風の建物は、かつて多くの山窩(一カ所に定住せず、深い山や河原で野営生活を送った人々)小説を著し、
また池袋に人世坐、文芸坐などの劇場を興したことで知られる作家・三角寛(1903~71)が昭和10年(1935)から住んだ屋敷だ。平成元年に三角寛の一人娘が創業した店は孫娘に引き継がれ、現在は㈱女将塾が経営を担っている。
一・二・三・五・六の間に洋の間と、6つの個室からなる店は完全予約制。しかも夜は家族連れでも基本的に子どもお断りだから、骨太の文士が愛した遺品などを嘆賞しながら心やすけく大人の食事と時間を堪能できる。
昼のミニ会席は主菜が魚・ステーキ・ステーキプラス魚の3コース。夜のコースは主菜の和牛ヒレステーキが人気という。
風にそよぐ庭の木々の葉ずれの音に耳を傾けつつ食事するのは、ちょっと浮世離れしていて楽しい。
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【この辞典の書籍版説明】
「東京五つ星の肉料理」岸 朝子/選 |
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とんかつ、ステーキ、すき焼き、しゃぶしゃぶ、桜鍋、ハンバーグ、ビーフシチュー、軍鶏料理……あらゆる肉料理から、東京でこれぞという名店を料理記者・岸朝子が精選に精選を重ねて紹介。 |
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出版社:
東京五つ星の肉料理[link] |