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桜なべ 中江
【さくらなべ なかえ】

東京五つ星の肉料理馬肉料理 > 台東区

明治38年(1905)の創業当初は目の前に吉原の大門を控え、周辺の同業も合わせて、客は吉原の行き帰りに馬力をつけたい男ばかりそして今、店は中江のみが残り、一方で馬肉は体にも美容にもいいとあって「客は女性が半分か、それ以上」(4代目当主・中江白志さん)というほどさま変わりした。

中江では福岡県の牧場に依頼して、雌の食用専用馬を7~8歳になるまで育ててもらっている。「若い馬肉は味がのってないから。7~8歳なら煮ても味が逃げ出さない」と中江さん。

鍋に味噌だれを用いるのは、他店との差別化を図った初代の工夫だ。鍋にとろける味噌の香ばしさに陶然としつつ、ロースやヒレはさっと火を通した桜色くらいが食べごろ。バラや脂身はじっくり煮込んで、脂が飴色に透き通ったころがいい。

大正13年(1924)に宮大工が建てた貴重な商家建築の店は、毎夜大いに賑わう。なかでも女性客の健啖ぶりに、神棚に鎮座する大黒天馬頭観音も目を細めているかのようだ


東京書籍
「東京五つ星の肉料理」
JLogosID : 14820744


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【辞典内Top3】

王ろじ  牛鍋 荒井屋 本店  ステーキハウス 松波  

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【この辞典の個別アプリ】

東京五つ星の肉料理

すき焼の江知勝、鳥すきのぼたん、鴨すきの鳥安など、東京でこれぞという名店を岸朝子が精選し紹介。肉料理のガイドブックアプリ。

【この辞典の書籍版説明】

「東京五つ星の肉料理」岸 朝子/選

とんかつ、ステーキ、すき焼き、しゃぶしゃぶ、桜鍋、ハンバーグ、ビーフシチュー、軍鶏料理……あらゆる肉料理から、東京でこれぞという名店を料理記者・岸朝子が精選に精選を重ねて紹介。

出版社: 東京五つ星の肉料理[link]
編集: 岸 朝子/選
価格:1728
収録数: 256
サイズ: 20 x 12.2 x 1.6cm
発売日: 2007-12-01
ISBN: 978-4-487-80183-1