鳥多古
【とりたこ】
【東京五つ星の肉料理】 鳥肉料理 > 台東区
馬道通りからほんの少し西に入った浅草観音裏、小さなしもた屋がひっそりと軒を並べる一角に、大きな「浅草 鳥多古」の提灯を下げる。昭和初期からつづく暖簾を守るのは、平成9年に他界した2代目・増田豊澄さんの連れ合いの増田エミ子さんだ。料理の素材も手順も、すべて「主人に教わったとおり、主人が元気だったころのまま」という。
店は一日5組限定の完全予約制。電話予約の際に、たたき鍋コースか相鴨鍋コースのどちらかを指定する。両コースとも2人から受け付け、メインの鍋のほかそれぞれ焼き鳥・鳥わさ・うどん・お新香・季節の果物がつく。自慢の酒むしは、ひと組3人以上の場合にプラスされる、食べごたえ満点のオプション料理。フランスパンを忘れずに持参したい。
店内は昭和レトロな雰囲気に包まれ、壁には粋な祭り半纏姿で猫と戯れる豊澄さんの写真がかかる。やさしい叔母さんの家に招かれた気分で食べる鍋の、ほかほかと温かいこと。
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【この辞典の書籍版説明】
「東京五つ星の肉料理」岸 朝子/選 |
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とんかつ、ステーキ、すき焼き、しゃぶしゃぶ、桜鍋、ハンバーグ、ビーフシチュー、軍鶏料理……あらゆる肉料理から、東京でこれぞという名店を料理記者・岸朝子が精選に精選を重ねて紹介。 |
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出版社:
東京五つ星の肉料理[link] |