▼テナガダコは夕市の人気者
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【旬のうまい魚を知る本】 >
JR博多駅前から車で15分ほどの博多港の一画で、福岡市漁協伊崎支所の組合員、つまり漁師とその家族が毎土曜日に夕市を開いている。ここでテナガダコをよく見かける。元気のいいやつばかりだから、容器から逃げ出すのを追っかけながらの販売で、みんなの大笑いを誘っている。人気があるのだろう、午後3時スタートなのに、10分ほど前になると常連が早くもテナガダコの最前列に陣取る。100円玉をにぎりしめ、開始の合図と同時にビニール袋に詰めてもらう。
「ここの夕市に並ぶのは、小型底曳船が今朝に水揚げしたものばかり。新鮮だから、すぐに売り切れてしまうんですよ」とテナガダコを片手に持つ地元の主婦。今晩はテナガダコのちりを作るといっていた。その日漁獲された魚介が、その日のうちに食卓へ。これぞ食生活の理想である。夕市の店は18店。常時300人から400人の客が集まる。
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【この辞典の書籍版説明】
「旬のうまい魚を知る本」東京書籍 |
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季節別旬魚の解説,全国地域別旬魚カレンダー,代表的漁港マップに加え,魚の構造や通の食べ方などのコラムも充実。鮨屋,レストランなどで魚を語れる人になるためのバイブル。 |
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出版社:
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