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登竜門
【東京雑学研究会編】

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現代の私たちがよく目にし、耳にする言葉の「登竜門」は、作家や音楽家、画家などが、その分野で新人デビューするときに、誇らしく通り抜ける関門というイメージで捉えられている。この門をくぐれば、一応その分野で一人前として、存在を認められることになる。
例えば、「芥川賞」。芥川龍之介を記念して文藝春秋社が創設した賞で、無名もしくは新進作家の純文学創作作品に授与される。作家への登竜門である
「大宅壮一ノンフィクション賞」といえば、ノンフィクション作家への登竜門。そのほか、世界的な音楽家への登竜門としては、「チャイコフスキーコンクール」がある。絵の世界の「日展」、焼き物の「朝日陶芸展」もそうである。「岸田國士戯曲賞」は、演劇界に寄与することを目的とした、劇作家への登竜門である。そのほかにもたくさんこの種の賞が設けられている。
つまり、立身出世につながる難しい関門、大切な試験という意味だ。
この言葉は、中国の伝説から生まれた言葉である。黄河上流に非常に流れの速い「竜門」と呼ばれるところがあり、そこにコイが集まってきた。そのコイの中で、もし、この急流を登りきるものがあれば、竜になるだろう言い伝えられていた。このことから、人の立身出世にたとえられるようになった。
ちなみに、「登竜門」で竜になるのは、コイではなくてチョウザメだったという説が有力になっているとのこと。
きっといろんな「登竜門」を目指して、日夜励んでいる多くの若者たちがいることだろう


東京書籍
「雑学大全」
JLogosID : 14820744


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編集: 東京雑学研究会
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発売日: 2004年8月
ISBN: 978-4487799473