data-ad-slot値が不明なので広告を表示できません。

天皇
【東京雑学研究会編】

雑学大全社会 > 社会

香川県坂出市には天皇という地名が残っている。四国にあるこの地は、歴代の都から遠く離れた地であるので、もちろん、都が移されたことがないのは誰もが知っていることだ。その地に、天皇という名前が残されたのには、一体どんな歴史があったのであろうか。
この地名の由来は、平安の末期までさかのぼる。このとき、都では院と天皇が源平を巻き込んで、皇位継承問題を引き起こしていた。そして、一一五六(保元一)年に保元の乱が引き起こされたのである
崇徳上皇と後白河天皇が争ったものの、半日で上皇側が敗れてしまい、讃岐に配流されたことで乱はおさまった。つまり、天皇の地名のもととなったのは、流された上皇がこの地にやってきたことにちなんだものである
当時の民衆にとって、よほど大きな出来事だったのだろう。お供の者と休息をとった場所を御供所、馬を止めた所を駒止、一時住んだ場所を新宮、別宮として地名に留めているのだ。
上皇はこの地で亡くなったものの、七〇〇年後、明治天皇がその御霊を京都にもどしたという。
この地には上皇が確かにここにいたという、地名だけが残されたのである


東京書籍
「雑学大全」
JLogosID : 14820744


data-ad-slot値が不明なので広告を表示できません。

【辞典内Top3】

握手  国連旗  蜘蛛と迷信  

【関連コンテンツ】

広告を表示できません。

【この辞典の個別アプリ】

雑学大全

「働きバチは1日6時間しか働かない」など、知的好奇心をそそる雑学の集大成。全1000項目を収録したアプリ。

【この辞典の書籍版説明】

「雑学大全」東京雑学研究会

“働きバチは1日6時間しか働かない”,“下手な医者をなぜ「ヤブ」と呼ぶのか?”,“『浦島太郎』のカメはオスかメスか?”……のような知的好奇心そそる雑学の集大成。なんと全1000項目!!

出版社: 雑学大全[link]
編集: 東京雑学研究会
価格:2160
収録数: 1000696
サイズ: 26x19x4cm
発売日: 2004年8月
ISBN: 978-4487799473