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通勤ラッシュ
【東京雑学研究会編】

雑学大全社会 > 社会

東京の真ん中横切る中央線。オレンジ色の中央線快速電車は、東京西郊の広大な住宅地を抱えているため、朝夕は二分間隔の運転となる。
この二分間隔という「過密スケジュール」を毎日毎便、事故もなく円滑に進めるための工夫は、どれほどのものなのだろうか。しかも満員電車である。途中には乗客の乗り降りの多い駅がいくつもある。ラッシュ時に電車に乗っている乗客にはわかりづらいが、実はいたるところで努力がなされているのだ。
まず、乗り降りの激しい三鷹駅、中野駅、新宿駅では、通勤ラッシュの時間帯だけ一本のホームの両側を上り中央線快速が使うようにしている。二本の線路を独占することで、列車が交互にホームに入ることが可能なのだ。
さらに、この三つの駅に発着するとき、ドアは交互に反対側が開くように配慮されているのだ。理由は簡単だ。入口付近ではどうしても混雑度が激しくなるので、開くドアを交互にして混雑度を分散させているのである
さらに終点の東京駅では、通常の駅に入っていく場合と同じスピードで進入できるようにするため、中央線快速がもちいる一番線と二番線の線路が終点にもかかわらず、その先の有楽町方面までのびているという。東京駅に車止めを設けておくと、列車は徐行して止まらなければならないするとホームに停車するまで時間がかかってしまう。しかし、線路を先までのばしておけば、上り快速電車はふつうの駅構内進入と同じように徐行せずに入っていけるというわけだ。なかなか合理的な発想ではないか。
こういったさまざまな工夫によって、ラッシュ時でも中央線快速は二分間隔で走るという「離れ業」をやってのけるのである


東京書籍
「雑学大全」
JLogosID : 14820744


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編集: 東京雑学研究会
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発売日: 2004年8月
ISBN: 978-4487799473