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反りが合わない
【東京雑学研究会編】

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同じクラスの生徒同士、あるいは同じ職場の上司と部下の間、もしくは親子や嫁姑の間などで、気の合わないギクシャクした状態を、「反りが合わない」と言う。よく耳にするこの言葉、はたしてどんな背景を持つ言葉なのだろう?「反り」とは一体何なのか?
「反り」とは、「そっていること」ではあるが、本来、太刀、刀、脇差、短刀などの刀身の湾曲部分のことを言った。つまり、鋒の先端と棟区を結ぶ直線と、刀身との距離の最大のところである。しかも、刀身の「反り」は、一本一本みな異なる。したがって、それぞれの刀身がぴったり収まる鞘が作られることになる。ほかのものの鞘には決して合わない。
このように「気心がピタリと合わない」「しっくりいかない」間柄を「反りが合わない」という。
反対に、気心が合う状態を「反りが合う」という。なんとかこの方向で収めたいものである
反りが合わない」という表現が「気心が合わない」という意味で用いられるようになったのは、かなり早い。江戸時代初期にできた『戯言養気集』という本の上巻に、「反りが合わぬ所あるを見るにつけても」と出ている。
一方、「反りが合う」というのは、気心が合うことであるが、この表現は、江戸時代中期の滑稽本の中に見られる。現代の作品にも見られる表現ではあるが、次第に使われることがまれになっていく表現のようである


東京書籍
「雑学大全」
JLogosID : 14820744


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編集: 東京雑学研究会
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サイズ: 26x19x4cm
発売日: 2004年8月
ISBN: 978-4487799473