data-ad-slot値が不明なので広告を表示できません。

すっぱ抜く
【東京雑学研究会編】

雑学大全そーだったんだ! > 由来

すっぱ抜く」というと、人の秘密や隠し事などを暴くこと。例えば「週刊誌が政治家スキャンダルをすっぱ抜いた」「すっぱ抜き専門の週刊誌・◯◯」といった使われ方をしている。
この「すっぱ抜く」という言葉の語源は何なのだろう
実は、この言葉、もともとは戦国時代にルーツがあった。
「すっぱ」というのは忍者を意味する戦国時代の言葉で当時は「素破」「透破」と書かれていた。鎌倉時代末、兵法の天才・楠木正成が伊賀忍者を大勢使いスパイ活動を行わせ、絶えず敵側の情報収集をして戦略に役立てていた。
楠木正成に雇われた忍者が思いもよらないところにも立ち入り、極秘の情報を奪っていったことから、人の意表をついて秘密を暴くことを「すっぱ抜く」というようになったのだ。
つまり「すっぱ抜く」は「すっぱのように人の秘密を暴く」ことだが、古い言葉では刀をスッパリ抜くことも「すっぱ抜く」といっていた。これは「すっぽ抜ける」と同じ意味で、「すっぱ抜く」の語源としてはこちらが本来のものらしい。これから忍者の「すっぱ」への連想が働いて「すっぱ抜く」という用法が生まれたとも考えられる
ちなみにこれらの忍者には戦乱時はスポンサーがつくが、世の中が安定してくると職を失い、無頼の徒になる者が多かった。当然、中にはスリや盗賊に身を落として悪事を働く者もいたわけだ。
時代劇などで盗賊を「すっぱの皮」などと言うのは、こういった事情からだ。この場合の「皮」は「化けの皮などからの応用で、特別な意味はないと考えられている。


東京書籍
「雑学大全」
JLogosID : 14820744


data-ad-slot値が不明なので広告を表示できません。

【辞典内Top3】

握手  裁きの豆  ベレー帽  

【関連コンテンツ】

広告を表示できません。

【この辞典の個別アプリ】

雑学大全

「働きバチは1日6時間しか働かない」など、知的好奇心をそそる雑学の集大成。全1000項目を収録したアプリ。

【この辞典の書籍版説明】

「雑学大全」東京雑学研究会

“働きバチは1日6時間しか働かない”,“下手な医者をなぜ「ヤブ」と呼ぶのか?”,“『浦島太郎』のカメはオスかメスか?”……のような知的好奇心そそる雑学の集大成。なんと全1000項目!!

出版社: 雑学大全[link]
編集: 東京雑学研究会
価格:2160
収録数: 1000696
サイズ: 26x19x4cm
発売日: 2004年8月
ISBN: 978-4487799473