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【東京雑学研究会編】

雑学大全ヒトの不思議 > 人体

普段私たちは、他人の声については、「ああ、きれいな声ね」とか「ハスキーところがいいわ」とか「艶のある声だよ」なんて評するほど注意が向いているものだが、自分の声については、それほど気にしながら生活しているとは思えない。
しかし、録音された自分の声を聞かされるとき、「これが私の声?」「何か違うな。このテープレコーダー調子おかしいんじゃない?」なんて思ってしまう。まるで別人のような声なのだ。これはどうしてだろう
人の声は、のどの声帯という薄い筋肉の膜が振動し、それが空気を伝わって、聞く人の耳に達する。その人の外耳により耳の穴に集められた振動は、鼓膜を振動させ、内耳に達する。内耳では蝸牛という器官を経て電気信号に変えられ、大脳の聴覚神経に達して、はじめて声として解する
では、自分で発する声を、自分自身でどのようにキャッチしているのだろう。自分の声が自分自身の大脳に達するのに、二つのルートがある。
一つは、自分の声による空気の振動が、他人の声を聞くのと同じように自分の耳に達し、鼓膜を振動させ、内耳から電気信号が大脳の聴覚中枢に達するルート。これを空気伝導という。
もう一つは、自分の声帯の振動がその回りの組織に伝わり、さらに頭蓋骨から内耳を経て、大脳に達するルート。これを骨伝導という。
この二つの伝導によって伝わる声を混ぜ合わせて、私たちは自分の声と感じているのである
ところが録音された声を自分で聞くとき、それは、空気伝導の声だけを聞いているのであるだから、自分の声がいつもと違う別人の声のように聞こえるのだ。どちらの声の方がいいでしょう


東京書籍
「雑学大全」
JLogosID : 14820744


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編集: 東京雑学研究会
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サイズ: 26x19x4cm
発売日: 2004年8月
ISBN: 978-4487799473