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恐竜④
【東京雑学研究会編】

雑学大全生物の不思議 > 動物

恐竜と爬虫類、よく似ているように見える二種類の生物はどうやって区別されるだろう
大きい小さいかで区別する? あるいは、絶滅したか現在も生きているかの違い?
恐竜が現在の一般的な爬虫類決定的に違うのは、脚が胴体の真横についてなく、胴体から地面に対して垂直に生え、直立歩行できるという点にある。
例えばインドネシアのコモド島に棲息しているコモドオオトカゲはその迫力ある姿形から「恐竜の生き残り」などと呼ばれているが、決して恐竜の仲間ではない。
コモドオオトカゲの脚のつきかたを見てみると、四本の脚が身体から側方にはり出している。このような脚のつき方では素早く行動することは不可能だ。
恐竜の骨格を見てみると、脚のつきかたは哺乳類と同じで、脚は真直ぐ身体の真下に伸び、直立歩行ができるようになっている。
また爬虫類は骨盤に大腿骨の頭が載っているだけなのだが、恐竜は骨盤の下側に大きな孔があり、そこに大腿骨の頭が深くはまり込むようにおさまっている。
こういった構造のため、恐竜は真直ぐに立ち上がって歩くことができた。脚の関節は前後方向に曲がるのでスムーズな体重移動ができるのだ。
爬虫類の中でこのような股関節の構造を持つ種類はない。「直立歩行できるかどうか」。これが恐竜と一般の爬虫類を分ける決定的な区別なのだ。
恐竜はこういった合理的な脚の構造を持つことで、獲物を素早く捕獲したり、天敵から逃げたりすることができた。これが一億六〇〇〇万年にもわたって地球全土で栄えることができた理由の一つなのだ。


東京書籍
「雑学大全」
JLogosID : 14820744


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編集: 東京雑学研究会
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発売日: 2004年8月
ISBN: 978-4487799473