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蚊①
【東京雑学研究会編】

雑学大全生物の不思議 > 昆虫

みんなでキャンプに行ったら、全身を蚊にさされてひどい目にあった人と、全くさされず涼しい顔をしている人がいた。何か所もさされた人は、「俺は、いつも蚊に好かれるんだよ」とぼやいていたが、蚊にも、好みのタイプがあるのだろうか?
蚊が好む要素というのは、確かにある。汗の臭い、三六度の温度、そして呼吸によって放出される炭酸ガスの三つである
汗をかきやすい人と、そうでない人では、発散する臭いの量も違う。蚊は、汗っかきの人に寄っていくことだろう
三六度の温度は、ズバリ人間の体温であるし、ほかの多くの動物も、大体このくらいの体温である。蚊には、対象物がこの温度になるとさすという本能がある。だから、体温がやや高めの人は、離れたところにいる蚊をもおびき寄せてしまうのである
どんな人でも、呼吸をしている限り、炭酸ガスを放出している。皮膚呼吸によるわずかな量の炭酸ガスにさえ、蚊は敏感に反応してやって来るのだ。活発に動いて、多くの炭酸ガスをまき散らすなら、なおさらのことである
酒を飲むと、この三つの条件をすべて満たすことになる。アルコールを摂取すると、体温が上昇して、汗をかく。しかも、酒を飲んだ人は、おおかたよくしゃべるし呼吸も荒くなるので、放出される炭酸ガスも増えるのだ。「蚊に好かれる」と言う人は、思い当たるふしがないだろうか?
さらに、どの血液型の人が、いちばんさされやすいかを調べた実験がある。
A型、B型、O型、AB型の人に分けた、いくつものグループを作り、そこにハマダラカを放してみたところ、最も多くさされたのはO型の人たちだった。また、人をさした蚊を集め、その血液を回収したところ、やはりO型の血を吸った蚊が多かった。
血液型を決定する物質は、汗にも含まれている。蚊はその臭いから、O型の人を選んでさすのだろうと思われる。


東京書籍
「雑学大全」
JLogosID : 14820744


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編集: 東京雑学研究会
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ISBN: 978-4487799473