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【東京雑学研究会編】

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日本の貨幣の単位である「円」の成り立ちには諸説ある。
江戸時代から使っていた「両」という単位を変えようと主張したのは、明治の文明開化大きな役割を果たした大隈重信である。貨幣を欧米のように円形にすること、十進法取り入れることを導入した。そして、彼がもう一つ主張したのが、貨幣の単位の名称を変えるということだった。新しい時代の息吹が感じられるように、彼は江戸時代からの「両」を変えたかったに違いない。
そして「円」という単位が生まれたのだが、なぜ「円」になったかというのには二つの説がある。
一つは、大隈重信が貨幣を円形に変えると主張したときに、親指と人指し指の先を合わせてみせたことから「円」となったという説。
もう一つは、香港の一円銀貨をモデルに貨幣が作られたことから、「円」が自然に用いられるようになったという説。
ちなみに、このとき大隈重信が主張したのは「元」という単位だった。今、考えてみれば「元」はあまりにも古臭いイメージであるやはり「円」でよかったとつくづく思うのだがどうだろうか。


東京書籍
「雑学大全」
JLogosID : 14820744


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出版社: 雑学大全[link]
編集: 東京雑学研究会
価格:2160
収録数: 1000696
サイズ: 26x19x4cm
発売日: 2004年8月
ISBN: 978-4487799473