技能(スキル)
【ぎのう】
【ピケティ用語集】 社会学 >
知識や技術と異なるものとして、技能がある。知識や技術は書籍に、マニュアルに、書いてある。それを読んだからと言って、しかし技能は身につかない。この「身につかない」という表現にまさに露わなように、技能は身体性と関連している。だから教育や訓練と分かちがたいものとして、技能は存在する。技能へのアクセスが保障されていること、すなわち教育や訓練への機会が担保されていること、それが社会に正義が行われている、ひとつの重要なバロメータとなる。
たとえば非正規社員の問題点のひとつは、教育や訓練への機会の問題である。
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【この辞典の書籍版説明】
「ピケティ用語集」 |
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『21世紀の資本』、700ページの分厚い本で価格も5千円を超える。にもかかわらず昨年、2014年12月刊行より大評判で増刷を続けている。翻訳を担当した山形浩生氏もその人気ぶりに、「いままで小説家のウィリアム・バロウズや経済学者のクルーグマンなど、40冊くらいの本を訳してきたけれど、今のペースなら『21世紀の資本』は、僕の翻訳した本の売り上げ合計に匹敵するくらいの部数になるかもしれない」、と述べているほど。その内容について、キーになる「用語」の解説から迫っていきます。 |
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