data-ad-slot値が不明なので広告を表示できません。

麦焼酎の基礎知識
【むぎしょうちゅう】

焼酎手帳 > 基礎知識

壱岐と大分が麦焼酎の二大産地

麦焼酎の発祥は、九州北部の玄界灘に浮かぶ壱岐といわれ、製造法の伝来は16世紀頃と伝わる。現在の長崎県壱岐市だが、江戸時代は肥前(現在の長崎県)平戸藩の領地だったところ。当時は、米はほとんどが年貢として納められ、酒の原料に使うことができなかった。そのため年貢の対象外だった大麦を使い、酒を造ったのが始まりという。今ではその長い歴史が認められ、確立した製法や品質などが守られた原産地を、世界貿易機関が産地ブランド「壱岐焼酎」として保護するほど、その評価は高い。

一方、大分県も麦焼酎の産地としてよく知られた存在だ。こちらは江戸時代には清酒が主流で、酒粕を使った焼酎が造られていたといわれる。そして昭和48年に麦100%の焼酎「吉四六」が販売され出してから、一躍麦焼酎の本場として躍り出る。大手メーカーが発売する「いいちこ」や「二階堂」といったブランドが人気となり、「大分焼酎」の名が定着した。

壱岐焼酎は伝統の常圧蒸留が多く、しっかりした麦の味を伝え、大分焼酎は減圧蒸留が多く、口当たりよく、さわやかな仕上がりと、それぞれ特徴を分け合っているのも面白い


東京書籍
「焼酎手帳」
JLogosID : 14820744


data-ad-slot値が不明なので広告を表示できません。

【辞典内Top3】

富乃宝山  神の河  黒麹旭萬年  

【関連コンテンツ】

広告を表示できません。

【この辞典の個別アプリ】

焼酎手帳

芋・麦・米・黒糖・そば・酒粕など原料でカテゴリーを分け、また都道府県別に分類して有名銘柄の特長とそのラインナップを紹介。誰でも簡単に好みの焼酎銘柄が探せるアプリ。

【この辞典の書籍版説明】

「焼酎手帳」監修:SSI(日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会)

自分好みの焼酎銘柄を選ぶときに,出張先や旅行先で地酒を楽しむための参考書として,また焼酎の基本を知る入門書として使える手帳型ポータブル焼酎図鑑。

出版社: 焼酎手帳[link]
編集: 監修:SSI(日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会)
価格:1512
収録数: 140-215
サイズ: 16.2x9.2x1.4cm
発売日: 2010年7月
ISBN: 978-4487804221