新手一生
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【名言名句の辞典】 6叡智とわざ > 一芸は真理に通ず
【名言名句】
新手一生
【解説】
「人の指した手は指さない」と広言した棋界の勝負師・升田幸三が生涯の目標とした言葉。
定跡にとらわれない新しい将棋の指し手の創造に、自分の一生を賭ける、というのだ。
【作者】升田幸三
【生没年】1918~91
【職業】棋士
【参考】升田は、一九五六年度のタイトル戦「王将戦」七盤将棋で大山康晴名人に挑戦し三連勝した。当時の王将戦のきまりでは、三勝差がついたらタイトル確定、また次の対局は香落ちとするとあり、次の対局で見事に「名人に香車を引いて勝つ」という偉業を成し遂げた。前年度功績を残した将棋棋士に与えられる将棋大賞の第二十二回(一九九五年)より、升田の功績を記念して、新手や新戦法を編み出した棋士を表彰する「升田幸三賞」が設けられている。升田はその「天来の妙手」とともに個性的な言動でも知られ、多くのファンをひきつけた。あるとき王将戦をすっぽかして連盟から一年間の出場停止処分を受けたが、ファンの抗議によって一カ月後に取り消されたというエピソードが伝えられている。
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【この辞典の書籍版説明】
「名言名句の辞典」現代言語研究会 |
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