人間が着物を着ているかぎり裸体の魅力は滅びない
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【名言名句の辞典】 6叡智とわざ > 一芸は真理に通ず
【名言名句】
人間が着物を着て
いるかぎり裸体の魅力は滅びない
【解説】
ありのままの人間の裸体の美しさを表現しようとしたのが西洋的な方法であるとすれば、衣服を通して、隠された肉体の美しい線を脳裡に描くのは東洋的であるといえよう。
とくに日本の着物の場合は、隠された東洋的な肉体の美しい線を強調することによって、逆に裸体の魅力は限りなく広がった。
【作者】高村光太郎
【生没年】1883~1956
【職業】詩人、彫刻家
【出典】『循環』
【参考】寡作であった高村光太郎の作品の裸婦像は、肉づき豊かで量感のある魅力に満ち、とくに遺作となった十和田湖畔の裸婦立像は名作である。
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「名言名句の辞典」現代言語研究会 |
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