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人間が宗教の始めであり人間が宗教の中心点であり人間が宗教の終わりである
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名言名句の辞典6叡智とわざ > 人知をこえて

名言名句
人間が宗教の始め
であり人間が宗教の中心点であり人間が宗教の終わりである
【解説】
 「人間は人間にとって神である」といっているのだ。
 人間がいてはじめて宗教が成り立ち、しかも一人の人間のではなく二人の、また人類の、さらには人類の歴史が神なのである。人間の人間らしさに由来する弱さや喜びといったすべてのものは宗教に反映されているという。
フォイエルバッハは、ベルリン大学で神学を学んだ。一八三〇年に著書『死および不死に関する考察』で教会や時の為政者を刺激し、生涯教職にはつけなかったというが、彼は宗教を否定したのではなく、人間学である哲学が宗教にならなければならないといいたかったのだ。
また、彼の現世的な幸福を説く思想は、カールマルクスフリードリッヒ・エンゲルスらに大きな影響を与えた。
【作者】フォイエルバッハ
【生没年】1804~72
【職業】ドイツの哲学者
【出典】キリスト教の本質』


あすとろ出版
「名言名句の辞典」
JLogosID : 14820744


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編集: 現代言語研究会
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発売日: 2008年4月
ISBN: 978-4755508141