お前たちは遠慮なく私を踏台にして高い遠い所に私を乗り越えて進まなければ間違っているのだ
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【名言名句の辞典】 4愛 > かけがえのないもの
【名言名句】
お前たちは遠慮な
く私を踏台にして高い遠い所に私を乗り越えて進まなければ間違っているのだ
【解説】
父親を踏み台にして乗り越え、大きな人間になれ、と子どもの自立を説いたこの言葉のうちに、父親としての限りない愛情があふれている。
【作者】有島武郎
【生没年】1878~1923
【職業】作家
【出典】『小さき者へ』
【参考】有島武郎は母校である北海道帝国大農科大学(旧札幌農学校)で教鞭をとっていた一九○九年、父の友人の娘である神尾安子と結婚、三人の子の父となった。しかし、三男が生まれた翌年、妻は結核と診断され、二年の闘病生活ののち、世を去る。その年の暮れに書かれたのが『小さき者へ』である。この作品は書簡の形で、父から子への愛をつづったもので、有島本人の実生活が色濃く投影されている。
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「名言名句の辞典」現代言語研究会 |
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