自然というものはそれにとけこもうとしている人間をつねにあたたかく遇してくれる
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【名言名句の辞典】 3人間 > 自然と人間
【名言名句】
自然というものは
それにとけこもうとしている人間をつねにあたたかく遇してくれる
【解説】
自然に溶け込んでいこうとする気持ちで自然というものに接しているかぎり、自然はわれわれをしっかり受け止め、決して危害を加えることがないという。
これは、若いころから山登りでも考えていた実感であり、南極という極地で自然の厳しさを身をもって体験した者以外知ることのできない感慨なのだろう。この言葉は、自然の怖さを心底知っているからいえる言葉である。
【作者】西堀栄三郎
【生没年】1903~89
【職業】化学者
【出典】『南極越冬記』
【参考】西堀栄三郎は一九五七年二月十五日から翌五八年二月二十四日まで、南極大陸で、日本初の越冬隊の隊長を務めた。
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