朋友の間悪しきことならば面前に言ふべしかげにて謗るべからず後ろめたく聞こゆ面前にて其過を責めかげ
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【名言名句の辞典】 3人間 > ともに生きる
【名言名句】
朋友の間悪しき
ことならば面前に言ふべしかげにて謗るべからず後ろめたく聞こゆ面前にて其過を責めかげにて其善を褒むべし
【解説】
友だちならば、相手の悪いところは本人の前で忠告し、陰口をいうべきではない。陰口というのはうしろめたいものである。むしろ、本人の前では欠点を指摘し、その人がいないところでほめるのが本当の友だちだ。この言葉は、人間性の尊重と愛を説いた人らしい友情の定義である。
イギリスの聖職者トーマス・フラーもよく似た言葉を残している。「見えないところで、私のことを良くいっている人は、私の友人である」。
【作者】貝原益軒
【生没年】1630~1714
【職業】儒学者
【参考】益軒は福岡藩に仕え、一時浪人したほかは七十歳で致仕するまで多くの朋友とともに多くの仕事をした。
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