会い難いものは人である
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【名言名句の辞典】 3人間 > ともに生きる
【名言名句】
会い難いものは人
である
【解説】
どういう「人」が、ほんとうの「人」なのかの定義は難しい。しかし、吉川英治は宮本武蔵の剣と人間修業の過程で、われわれに一つの人間像を描写してみせる。
この言葉は、吉岡道場と決着すべく、再び京都に向かう鈴鹿山中の馬上での述懐。これまで幾多の人間に会ってきたが、心から尊敬できる人物はいなかった。まだ二十一歳の武蔵の胸には、そのとき禅によって人生の高みに住もうとする沢庵和尚がよみがえる。
武蔵は剣の修業によって、その沢庵の上にいたることを目標にする。
われわれも自分を高めてくれるような、心から尊敬できる人物に会いたいし、一会した相手にも自分が「人」として求められるよう、心身を磨きたいものだ。
【作者】吉川英治
【生没年】1892~1962
【職業】作家
【出典】『宮本武蔵』
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【この辞典の書籍版説明】
「名言名句の辞典」現代言語研究会 |
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