憎しみはその心を抱くものの上に返ってくる
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【名言名句の辞典】 3人間 > 人間とは何か?
【名言名句】
憎しみはその心
を抱くものの上に返ってくる
【解説】
憎しみという感情にさいなまれると、憎んだ自分自身が嫌な気持ちで過ごさなければならない。憎しみは自分をも傷つける。できることならばだれも憎まずに生きていきたい。
ヘルマン・ヘッセは「我々がある人間を憎む場合、我々はただ彼の姿を借りて、我々の内部にある何者かを憎んでいる」のだといっている。
【作者】ベートーヴェン
【生没年】1770~1827
【職業】ドイツの作曲家
【参考】「楽聖」ともいわれるベートーヴェンは、ハイドン、モーツァルトと並ぶウィーン古典派の巨匠。古典派様式を至上の高みにまで洗練させ、晩年にはロマン派の萌芽を思わせる作品を残している。難聴の苦しみの中で一時は自殺まで考えた彼は、自分の運命をどんなにか憎んだことだろう。しかし、その苦しみと憎しみの底から不屈の精神で立ち上がり、運命に決然と挑戦して、交響曲『英雄』や『運命』を作曲した。彼は運命への憎しみをみごとに乗り越えたのである。
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【この辞典の書籍版説明】
「名言名句の辞典」現代言語研究会 |
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