人間とは必要に迫られないかぎり善を行わないものである
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【名言名句の辞典】 3人間 > 人間とは何か?
【名言名句】
人間とは必要に迫
られないかぎり善を行わないものである
【解説】
飢えとか貧困が人を勤勉へと導く原動力となり、法律が人間を善良にするといわれる。しかし、そもそも人は自由気ままを欲し、善悪を計る秤にのせれば悪のほうへ傾くであろう。人を規制している諸々の枠や拘束(道徳や法律)がなくなったらどうなるか。だれもかれもやりほうだい、勝手ほうだいで、たちどころに混乱と無秩序な社会に陥るであろう。そうなって、はじめて人はそれではいけないと気づくのだ。何が善なのかを。
本来、人間はずぼらであり、安逸に日を送っていると進取の気性も薄れるというのだろう。
【作者】マキャベリ
【生没年】1469~1527
【職業】イタリアの政治思想家
【出典】『君主論』
【参考】『君主論』はマキャベリが古今の君主を論じ、君主とはどうあるべきかを説いたもの。
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【この辞典の書籍版説明】
「名言名句の辞典」現代言語研究会 |
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