病気に罹ったことのない医師が病人を扱う場合よりも病気を自分のうちにもつ医師が病人を扱う方が病者の
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【名言名句の辞典】 1人生 > 豊かに生きる
【名言名句】
病気に罹ったこと
のない医師が病人を扱う場合よりも病気を自分のうちにもつ医師が病人を扱う方が病者の観察や理解そして共感性の点ではすぐれている
【解説】
七十歳を過ぎて、筆者は老化についての実感をひしひしと感じたという。このような言葉を著書に書く医師が増えてきた。こんな当然のことを、なぜ今まで医師が気がつかなかったのか、恐ろしい気さえする。他人の痛み、苦しみを自分の痛み、苦しみとするのが医療の原点であると思うのに、医師も看護婦も最も大切なことを忘れてしまっていたようだ。人間と生命の尊厳について考え直すべきであろう。
【作者】日野原重明
【生没年】1911~
【職業】内科医
【出典】『老いを創める』
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【この辞典の書籍版説明】
「名言名句の辞典」現代言語研究会 |
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