幸福というものはつねに手のうちに捕えられたものとしてではなくこれを追求するものとしての形において
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【名言名句の辞典】 1人生 > 豊かに生きる
【名言名句】
幸福というものは
つねに手のうちに捕えられたものとしてではなくこれを追求するものとしての形において考えるべきものである
【解説】
人間は、一生、幸福とか安心を追い求めるものだが、それらを完全に手中にすることは困難である。追求しなければならないから、人間は常に努力をするのであるし、時には獲得した夢を見るのであろう。
シラーは、「幸福には翼がある。つないでおくことはむずかしい」といっているが、だからこそ追い求める価値がある。
また、メーテルリンクの童話『青い鳥』では、チルチル、ミチルの兄妹は幸福の象徴である青い鳥を探しまわり、結局、自分たちの家の鳥かごの中に見つける。しかし、青い鳥は大空へと逃げてしまう。幸福とは、それを追い求めることのなかにあるものなのかもしれない。
【作者】河上徹太郎
【生没年】1902~80
【職業】評論家
【出典】『幸福について』
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【この辞典の書籍版説明】
「名言名句の辞典」現代言語研究会 |
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