人生の限度を自ら知って自分らしく生きるという知恵は学問にも知性にも権勢にも財力にもほとんど関係が
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【名言名句の辞典】 1人生 > 人生を切りひらく
【名言名句】
人生の限度を自ら
知って自分らしく生きるという知恵は学問にも知性にも権勢にも財力にもほとんど関係がないしかしそれほど端正な姿勢はない
【解説】
生きているかぎり、人はさまざまな制約の中にある。自分のもって生まれた能力、環境、時代等々、さまざまなものが人生を規定する。これらの制約を正面から見据え、受け入れて生きていこうというのである。それは諦観ではない。限界を見きわめ、その中で最善をつくそうというのである。さればこそ、欲にかられて心を乱すこともない、人倫に悖ることもない端正な姿勢が保たれる。この作家の美学というべきである。
【作者】曽野綾子
【生没年】1931~
【職業】作家
【出典】『運命をたのしむ』
【参考】曽野綾子は二〇〇〇年の教育改革国民会議において「満十八歳で国民を奉仕役に動員すること」を主張して論議を呼んだ。この言葉には自律的な生き方を求める彼女の考え方が表れている。
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【この辞典の書籍版説明】
「名言名句の辞典」現代言語研究会 |
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