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道路標示
【どうろひょうしき】

道と路がわかる事典1章 現代の道おもしろ知識 >

道路上には、何本もの白線や黄色い線が引かれている。それが破線であったり実線であったりする。これは「道路標示ロードライン)」といわれるもので、もし道路上にこれらの線が引かれていなかったら、車の進路が定まらず、恐らく交通事故が頻発することだろう。各地で渋滞が発生し、都市交通は大混乱に陥ってしまうに違いない。
車道の中央に引かれているものが中央線、中央線と路肩との間に引かれているものが境界線と呼ばれるもので、車道の広さによって境界線が一本の道路もあれば、三本、四本と引かれている幅の広い道路もある。
境界線と境界線の間隔を車線幅員というが、ではこの車線幅員は何mに決められているのだろうか。道路の種類や区分によってそれぞれ異なるが、おおむね二・七五~三・五mの間で設定されている。一般国道では三~三・五m、高速道路は三・五mが標準である。幅員が広ければそれだけ高速運転が可能だ。現在建設中の第二東名・名神高速道路では、三・七五mの車線幅員が予定されている。
道路幅の狭い道路、および一日の車の通行量が五〇〇台未満の道路には、特に中央線や境界線を設けないのが普通である
白線が「規制」を意味しているのに対し、黄色の線は「禁止」を表わしている。交通量の激しい道路や見通しの悪いカーブ、道路幅が充分でない道路、信号交差点の手前などで、車線変更の禁止を表わす黄色い線が多く使われている。また最近は、中央線などに幾つもの突起物が施され、この上を走るとブブブと音を発する道路がある。これは車線からのはみ出しを警告するためのもので、居眠り運転防止の効果がある。このように、道路上にはさまざまな安全対策がなされているのだ。


日本実業出版社
「道と路がわかる事典」
JLogosID : 14820744


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【辞典内Top3】

掘割式道路  道路の通称名  設計速度  

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【この辞典の書籍版説明】

「道と路がわかる事典」浅井 建爾

道を切り口に日本を旅する楽しみに出会う本。身の回りの生活道路の不思議から、古道の歴史、国道や高速道路、橋やトンネル、乗り物まで道と路に関する知識が満載。

出版社: 道と路がわかる事典[link]
編集: 浅井 建爾
価格:1620
収録数: 255274
サイズ: 18.6x13.4x2cm
発売日: 2001年11月
ISBN: 978-4534033154