勤労感謝の日
【きんろうかんしゃのひ】
【暦の雑学事典】 5章 季語と年中行事の雑学 > 霜月
一一月二三日。勤労を尊び、生産を祝い、互いに感謝しあう国民の祝日。戦前は新嘗祭(にいなめさい・しんじょうさい)と呼ばれた。新嘗とは、ニイ(新)のアヘ(神に供える食物)の意といわれ、天皇がこの年の新穀でつくった食べ物や神酒を天神地祇に供えたあと、自ら食す習わしがある。これを直会といい、一連の祭儀を新嘗祭という。
新嘗祭は古くは一一月の中の卯の日に行なわれたが、明治改暦後、新暦一一月二三日に定められた。東日本の十日夜、西日本の亥の子、また各地の霜月祭など、日本の伝統的な民俗行事である旧暦一〇月の収穫祭と関係があるといわれる。天皇即位後、初めての新嘗祭はとくに大嘗祭(おおにえのまつり・だいじょうさい)と呼ばれる。
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「暦の雑学事典」吉岡 安之 |
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