data-ad-slot値が不明なので広告を表示できません。

時雨
【しぐれ】

暦の雑学事典5章 季語と年中行事の雑学 > 霜月

 晩秋から初冬にかけて降る断続的な冷たい小雨のこと。「過ぐる」が語源ともいわれるが、諸説があって定かではない。風に送られてくる局地的な通り雨で、ぱらぱらと音を立ててしばらく降りつづき、やんだかと思うと、また降りはじめたりする。
 「初しぐれ猿も小蓑をほしげなり」「旅人とわが名呼ばれん初しぐれ」など、時雨を詠んだ句を多く残した芭蕉は、長崎へ向かう旅の途中、大阪で病に倒れ、元禄七年(一六九四年)一〇月一二日に没した。
 旧暦一〇月は時雨月の別名があり、忌日の一〇月一二日は時雨忌と呼ばれる。辞世の句は、「旅に病んで夢は枯れ野をかけめぐる」である


日本実業出版社
「暦の雑学事典」
JLogosID : 14820744


data-ad-slot値が不明なので広告を表示できません。

【辞典内Top3】

臘月  早生・中稲・晩稲  曜日の順番  

【関連コンテンツ】

広告を表示できません。

【この辞典の書籍版説明】

「暦の雑学事典」吉岡 安之

-知っているとちょっと楽しい知識を満載!ミレニアムの意外な秘密がわかる。暦の歴史をたどり、ルーツを探る。いまに生きる旧暦の数々がわかる。さまざまな時計の歴史と科学を紹介。身近な暦の話題から歳時記まで暦の蘊蓄が盛りだくさん。

出版社: 暦の雑学事典[link]
編集: 吉岡 安之
価格:1404
収録数: 198221
サイズ: 18x13x1.8cm
発売日: 1999年12月
ISBN: 978-4534030214