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霜月
【しもつき】

暦の雑学事典5章 季語と年中行事の雑学 > 霜月

 旧暦一一月の異称。『日本書紀』では一一月は「十有一月」と書かれ、シモツキと読ませているが、これは後世の訓である。『古事記』や『万葉集』に用例はなく、霜月が登場するのは平安時代以降の文献である。『竹取物語』には「霜月しはすの降り氷り……」、『源氏物語』には「しもつきばかりなれば、雪・霰がちにて……」とある
 シモツキの語源としては、シモ(霜)月、シモフリ(霜降)月のほか、ものがしおれていたむという意味のシモグル月、スリモミ(摺籾)月、一〇月をカミ(上)の月とみなし、それに対してシモ(下)月と称するなどの説がある。


日本実業出版社
「暦の雑学事典」
JLogosID : 14820744


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【この辞典の書籍版説明】

「暦の雑学事典」吉岡 安之

-知っているとちょっと楽しい知識を満載!ミレニアムの意外な秘密がわかる。暦の歴史をたどり、ルーツを探る。いまに生きる旧暦の数々がわかる。さまざまな時計の歴史と科学を紹介。身近な暦の話題から歳時記まで暦の蘊蓄が盛りだくさん。

出版社: 暦の雑学事典[link]
編集: 吉岡 安之
価格:1404
収録数: 198221
サイズ: 18x13x1.8cm
発売日: 1999年12月
ISBN: 978-4534030214