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長月
【ながつき】

暦の雑学事典5章 季語と年中行事の雑学 > 長月

 旧暦九月の異称。『日本書紀』『万葉集』では、九月と書いてナガツキと読ませている。ナガツキの語源としては、夜がだんだんと長くなるからとするヨナガ(夜長)月説が古くから信じられてきた。しかし、「夜昼の数はみそぢにあまらぬを など長月といひはじめけむ」(凡河内躬恒)という歌が『拾遺集』に載っている。これは一か月の日数が三〇日を超えることがないのに、なぜ長月というのかと疑問を呈した歌だから、夜が長くなるから長月という理解は、それほど一般的ではなかったことがわかる。稲が実りを迎えるであることから、江戸時代の賀茂真淵はイナカリ(稲刈)月説、本居宣長はイナアガリ(稲熟)月説を唱えている。


日本実業出版社
「暦の雑学事典」
JLogosID : 14820744


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【辞典内Top3】

自然暦  年月日の基準  神無月  

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【この辞典の書籍版説明】

「暦の雑学事典」吉岡 安之

-知っているとちょっと楽しい知識を満載!ミレニアムの意外な秘密がわかる。暦の歴史をたどり、ルーツを探る。いまに生きる旧暦の数々がわかる。さまざまな時計の歴史と科学を紹介。身近な暦の話題から歳時記まで暦の蘊蓄が盛りだくさん。

出版社: 暦の雑学事典[link]
編集: 吉岡 安之
価格:1404
収録数: 198221
サイズ: 18x13x1.8cm
発売日: 1999年12月
ISBN: 978-4534030214