魂祭
【たままつり】
【暦の雑学事典】 5章 季語と年中行事の雑学 > 葉月
七月一三~一五日または一六日は盆・盂蘭盆にあたる。月遅れでは八月、旧暦によるときは旧盆という。もともと盆は、祖霊を迎えて送る魂祭だった。江戸時代に先祖供養を説く仏教の盂蘭盆経と結びつき、盂蘭盆会の仏事が営まれるようになった。
一三日を迎え盆・宵盆といい、この日の夕刻にオガラ(麻の茎)を焚いて迎え火とし(魂迎え)、一五日または一六日の送り盆の夜に、再び焚いて送り火とする(魂送り)。各地で行なわれる灯籠流し・精霊流しも魂送りの民俗行事である。京都の大文字の送り火は八月一六日に行なわれる。
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【この辞典の書籍版説明】
「暦の雑学事典」吉岡 安之 |
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