葉月
【はづき】
【暦の雑学事典】 5章 季語と年中行事の雑学 > 葉月
旧暦八月の異称。『日本書紀』では、八月をハツキと読ませている。葉が黄色く色づく頃なのでハ(葉)月、落葉が始まる頃なのでハオチ(葉落)月といった語源説がある。八月はまた木染月とも呼ばれる。
しかし、なぜか古歌に八月を詠み込んだものはなく、もともとハヅキのハが葉の意味であったかどうか、納得できる説明はない。
農事と関連づけて、ホハリ(稲発・穂張)月、早稲の花がつく頃なのでハナ(花)月とする説もあるが、かなり無理がある。
新暦八月はまだ厳しい暑さが残る候である。時候のあいさつにも、葉月の候というのはあまり使われない。
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「暦の雑学事典」吉岡 安之 |
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